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05月15日
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真実の愛!私のベビー

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昨年九月、「慧眼独具」と言うLINEのグループで、「網膜芽細胞腫」と診断された三歳の子どもが小線源治療を日本で受けられないか依頼を受けました。直ちに依頼者へ連絡、その幼児(范明守くん)が既に数十回の様々な化学療法を受けてきたこと、現在も病魔を食い止める事ができずにいる現状を理解しました。

コロナ禍において、国を越えて治療を受ける難

林真子さんが日本の医療機関に問い合わせたところ、コロナ禍の影響で日本では海外からの患者の受入れを中止しており、またこの様な特殊な治療での病床の確保は困難で、早くても一~二ヶ月は待たないといけないということでした。

林真子さんは一縷の望みにかけて、范明守くんの病気に関する資料を医師に届け、翻訳を通して病気について教えを請いました。医師によると腫瘍は治療をするのに難しい位置にあり、病院で小線源治療を受けるのが唯一の方法であるとのことでした。

そしてついに、病院側が来日後十四日間の隔離待機をすることを条件に、范明守くんの治療を受けることになりました。日本慈濟ボランティアは子どもの眼腫瘍治療の付添い医療通訳サポートを十年以上やってきましたが、これも一重に主治医の先生のご尽力の賜物だと感謝しております。

治療の日程が十一月中旬に決まり、ボランティアたちは受入れの準備を始めました。しかし范明守くんはすでに様々な治療を受けてきており、莫大な治療費がかかる日本での治療を引き受けられないため、やむを得ず医師と延期の交渉をすることになりました。ボランティアは一刻も早く治療が受けられるように願っていました。

日台連携で母親代わりの祖母をサポート

十一月某日、血縁のないおばあちゃんが眼腫瘍を患った子どものために奔走しているニュースが台湾メディアにより報じられました。我々はすぐに、数ヶ月以来やり取りをしてきたのが范明守くんのおばあちゃんで、私たちがお母さんと呼んでいた潘育宜さんであることが分かりました。

コロナ禍で引き続きどのようにすればスムーズに短期間で日本での治療が受けられるか、日本交流協会や台北駐日経済文化代表処、病院、そして慈濟ボランティアが同時進行で范明守くんのために奔走し、ついに最速で手筈を整えることができました。范明守くんに素晴らしい福報があったのでしょう、こんなにも大勢の親切な人たちが彼を応援・祝福し、日本でスムーズに治療を受けられる準備をしてくださったことは本当に感謝に堪えないことです。

感染対策下でも途切れることのない愛

潘育宜さんと范明守くんが十四日間の隔離生活を安全に過ごせるよう、慈濟ボランティアは事前に隔離ホテルへ行き、お子さんの触れる場所を全て消毒したり、生活必需品や食べ物などの用意をしました。来日後も彼らが隔離生活中も当番で食事を部屋の入口まで届け、入院治療へ向けて医療通訳サポートを続けました。

間もなく四歳になる范明守くんは、生後四ヶ月で眼腫瘍が見つかり、左眼は摘出、既に義眼になっています。右眼にも病変があり幾度も治療を受けましたが回復せず、日本での小線源治療が唯一の希望でした。治療が長引き、看護師が血管を探すのに時間がかかったため、明守くんはただ涙を流しながらも注射の痛みに耐える強い子です。

おばあちゃんの藩育宜さんと慈濟との縁は書籍「静思語第一巻」でした。二十代の時に誠品書店でこの本に出会い、表紙のしおりに書かれた言葉に感銘を受けました。彼女は自身の力量と経済力が不足していることから、孫の治療のための募金活動をしていました。以前、證巖上人の講演で聞いた「掌(たなごころ)は下に向けなさい、上に向けてはなりません、下に向ければ人助けができ、上に向ければ人に頼ることになります」という言葉を思い出し、今自分が寄付を募らなければならないことに涙が止まりませんでした。

林真子さんは、今回の眼腫瘍治療サポートは最大の挑戦であったと話します。来日した彼らを隔離・保護した後、病院でスムーズに治療を受け安全に帰国させるために、ボランティアたちは最大の努力をしてきたのです。

慈濟日本分會は子どもの眼腫瘍治療の医療通訳サポートを十年やってきました。眼腫瘍治療の付き添いサポートのグループを設け、毎回治療の日時や内容を引き継ぎながら、仕事の合間を縫って書類の翻訳や付添いの医療通訳をしてきました。ボランティアたちは外出できない保護者のためにお弁当をつくり、特に「小線源治療」の時には長い期間指示を待ちました。その時、心のこもったお弁当は不安な心を温めたことでしょう。

コロナ禍のため、台湾にいるかつて日本で治療を受けた子どもたちを訪ねることはできませんが、十一年目に入り、台湾から沢山の温かい感謝の気持ちを受け、ボランティアたちは感動せずにはいられませんでした。二〇一〇年から二〇二〇年の十年間で付添い医療通訳サポートは三十八件になります。通例は二~六日の治療コースですが、今回は二十一日間に渡り、のべ四十三人のボランティアがかかわりました。

藩育宜さん、范明守くんは三週間後にようやく帰国することができました。みんなの無私無欲の愛は活発で可愛らしい明守くんの一日も早い回復を願っています。私たちはここに證巖上人のお言葉を証明します。台湾人は善行と愛をもって宝とし、その宝物はあなたを祝福します!

訳/釣谷恵理
日本慈濟世界(日本ツーチーセカイ) 165号

 

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